愚公移山(ぐこういざん)

四字熟語

はじめに

 頑張りすぎて疲れている方いらっしゃいませんか?

そういう方は可能であれば、お休みされた方がよろしいと思います。

今回は「努力」がテーマの記事になっていますので、

すでに頑張りすぎて辛いという方は無理に、この記事を読まれなくても良いです。

ご興味がおありでも読める所までで十分です。心身の健康はとても大切ですからね。

ことわざ・四字熟語の使用上の注意点

言うまでもない事かもしれませんが、

ことわざや四字熟語などは状況に応じて適切に

用いた方が良いと私は思っています。

例えば…

 急病になって早くお医者さんに治療して頂きたい時。

お医者さん「動かざること山の如し」

なんて言い出して微動だにしなかったら困りますよね。

動く時は今です。先生、はよ治療してくださいよと…。

そんなお医者さんは、いらっしゃらないと思いますが(^^;

 火事で一刻も早く逃げなきゃいけない時。

「心頭滅却すれば火もまた涼し」

とか言って我慢して耐えようとしていたら

大変な事になります。

なので、読んでいらっしゃる方が

私が紹介する、ことわざや四字熟語が

今の自分に合っているか、いないかというのは

ご自身の心に問うてお考え頂ければと思います。

努力のタイプ

 私は努力には短期集中型の努力と

長期継続型の努力があって

ケースに応じたり、その方の個性に沿って

取り組み方を変えた方が良いと思うんです。

努力する前にやる事

 そして努力するにあたって

最初から最後まで絶対にやった方が良い事もあると思います。

それは努力を行う人の心身の健康状態の確認と対策です。

美談や美学を追い過ぎない

 ことわざ、四字熟語、成功者のエピソードなど

努力の大切さ美しさを伝えるものは沢山あります。

なので、世の中には努力を美化する文化が存在します。

様々な困難を乗り越えて成功をつかむ事は素晴らしいと思いますし

私も胸を打たれる事があります。

ただ、そういう美談であったり美学ばかりを

追わない方が良いと思うんです。

無理をするのが美しいみたいな価値観になってしまうと

無理をし過ぎて心も体も壊れてしまう場合がありますから。

短期間で回復できるくらいなら良いと思いますが…

心身のストレスが長期になると健康上や経済上の

大きなリスクを負う可能性があります。

そういうケースでは立ち止まって考えることも必要なのではと

私は考えます。

 頑張り屋さん、努力家と周囲から評価が高い方の中には

ご自身の限界を超えて、がむしゃらに取り組む方もいらっしゃいます。

体調面、精神面で不調を感じていらっしゃる方がおいででしたら

ぜひともご自愛頂きたいです。

人には色々な体質・タイプがある

 努力をするにあたっては体質も考慮すべきかもしれません。

偉人や著名人の成功者の中には

睡眠時間がやたら短い方がいらっしゃいます。

例えばナポレオンの一日の睡眠時間は3時間だったという話は有名ですが

マネをして良い人と、マネをしてはいけない方がいると思うんです。

彼らはショートスリーパーと呼ばれるタイプである可能性があります。

世の中には遺伝的に短い睡眠で大丈夫な体質の方が

少ない割合でいらっしゃって、睡眠時間が短い成功者の方たちは

恐らくそのタイプではないかという説があります。

 ほとんどの方が体質的にショートスリーパーでは無いので

安易にマネをして睡眠時間を削って努力するというやり方を

長期間行うと健康リスクを高める事になると思われます。

なので、睡眠時間を削って努力をするというやり方は

どうしてもという時に短期間にとどめておく方が

良いと考えますし、その上で体調管理は気を付けて

頂きたいと思います。 

「愚公移山」長期的な努力・持続可能な努力とは

◇四字熟語◇

「愚公移山(ぐこういざん)」

 私が今回ご紹介した四字熟語「愚公移山」は

長期的な努力をするものです。加えて、モデルとなっている

「愚公」という方は、もし存在されていたのであれば

この方も、ちょっと特殊なタイプの方ではないかと個人的に想像しています。

世の中には長期的に同じ物事を取り組む事に喜びを感じたり、

苦にならない方が、いらっしゃいます。

なので、自分はそうではないという方は

部分的に参考にされた方が良いのかなと考えます。

 長期的な努力は

・無理なく続ける。

・楽しみながらやる。

・あきらめず継続的にやる。

・何かしら負担が大きい場合(多忙や病気の時など)は休んでも良い事にする。

という要素が大切ではないかと私は思います。

自分の中で努力に対する成果を、あまり大きく求めすぎない事も

大事かもしれません。思ったように上手くいかない事もありますから。

それが「持続可能な努力」の一つのやり方なのかなと思います。

短期的な努力と長期的な努力の違い

短期的な努力はメラメラ情熱を燃やす感じで

長期的な努力は静かな決意の火を心に灯すイメージでしょうか。

目標とする事柄、自身のタイプ、体質、体調、

置かれている状況などを考慮して

取り組み方を選ぶのが理想的ではないかと思います。

以前の私は短期的な努力ばかりをしていました。

私の場合、短期的な努力は

自分の中で爆発的なエネルギーを必要としたため

心身の負担が大きくなり、出来なくなってしまいました。

負担を少なく短期努力の連続をやる方法もあるのかもしれませんが

まだ、習得は出来ていません。

それに、どうやら長期的な努力の方が

私には負担が少なく、性に合っているようなので、

最近は、いかに長期の努力を習慣に落とし込むかという所に

気を配っています。あくまで私の今のやり方ですし

出来る時と出来ない時があります。

努力のやり方は一つでは無い

目指す場所へ行く道も、行き方も一つでは無いと

私は思うので、ご自身に合うやり方を見つける事が

大切なのかなと思います。

 無理をし過ぎて、心身に不調をきたされている方は

まず、回復に専念しましょう。結果や経過が感じづらい時は

焦ってしまいますが、そういう方は沢山無理をし過ぎて

ご苦労されたのですから、ゆっくりしちゃっても

良いと思います。ご自身の、これまでの努力をねぎらって

あげてください。お休みの期間が必要な人生もあると思います。

 努力をされている方、これまで努力をされてきた方、

これから努力をされる方にも、幸せが訪れますように。

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